NetWalkerには辞書ソフト用のmicroSDカード同梱モデルもラインアップされていますが、microSD用スロットを占有されたくないので、市販の辞書データを加工し、辞書ソフトで検索出来る様にしてみました。
【使用するソフト】
・光の辞典(Ver.3、ウィンドウズ版)
http://www.teglet.co.jp/jpn/products.htm(リンク切れ)
・その他の辞書データの例;http://download.goo.ne.jp/software/category/data/writing/dic/
・JITEN
http://www.vector.co.jp/soft/dos/writing/se020807.html?site=n
・EBStudiio
http://www31.ocn.ne.jp/~h_ishida/EBStudio.html
・EBView
http://ebview.sourceforge.net/
【設定方法】
①辞書データの吸出し
EBViewは辞書検索ソフトなので、辞書データは別に用意する必要があります。
今回使用したのは光の辞典です。
光の辞典はウィンドウズ版のソフトですので、一度PCにインストールしてから、下記ファイルをEBViewで使用出来る形式(EPWING形式)への変換作業用のフォルダー(任意)に移動します。
\TEGLET/HIKARU32/HIKARU/jiten.dat <=国語辞典
\TEGLET/HIKARU32/HIKARU/ejtdic.dat <=英和辞典
\TEGLET/HIKARU32/HIKARU/jetdic.dat <=和英辞典
②辞書データをテキスト形式に変換
辞書データのテキスト形式への変換にはJITENを使用します。
JITEN(JD.lzh)をダウンロードして解凍すると「jd」というフォルダの中に「jiten.exe」という実行ファイルがあります。
辞書から吸い出した「XXXX.dat」を「jiten.dat」にリネームしてから「jiten.exe」と同じフォルダに置き、Windowsのコマンドラインから「-@ >jiten.txt」の起動オプションを付きで実行するとテキストファイル(jiten.txt)が作成されます。
注1)「>」や「@」は実際には半角です
注2) ファイル名が「jiten.dat」でないと変換出来ないので、変換後には、ファイルを取り違えない様に、ファイル名を都度リネームします
(例)
jiten.dat=>jiten.dat=>jiten.txt=>kokugo.txt <=国語辞典
ejtdic.dat=>jiten.dat=>jiten.txt=>eiwa.txt <=英和辞典
jetdic.dat=>jiten.dat=>jiten.txt=>waei.txt <=和英辞典
③テキスト形式からEPWING形式への加工
JITENで作成したテキストファイルをEBStudioでEPWING形式に変換します。
EBStudioの「書籍情報の登録」から「書籍名称」・「書籍ディレクトリ名」・「書籍の種類」を登録します。
(例)
書籍名称 ; 国語辞典(任意)
書籍ディレクトリ ; KOKUGO(任意)
書籍の種類 ; 国語辞典
次に、「入力ファイルのファイルの登録」から「入力ファイル」で対象のテキストファイルを選択し、「ファイル種類」で「PDIC1行テキスト」を選択します。
次の辞書を登録する時は「catalog」をクリックし、「編集」=>「挿入」で「書籍情報の登録」を、書籍名をクリックしてから「編集」=>「挿入」で「入力ファイルのファイルの登録」を行います。
全ての辞書を登録したら、「オプション」の設定を行います。
(例)
本文 ;
見出しと本文を一行で表示する=選択しない
見出しの順序=表記【かな】
書籍構成要素の検索見出しを省略し、辞書を軽量化する=選択しない
スタイル ;
段落の左余白=0
段落の先頭の字下げ=0
TABLE幅の省略値=480(デフォルト)
INDEX ;
見出しの中でインデックスに記録しない記号
空白=選択、中黒他=選択
インデックス作成オプション=全て選択しない
複合検索の自由キーワード型のインデックス種別=前方一致表記
オプションを設定したら、「出力先」で任意のフォルダ名を選び「電子書籍作成実行」ボタンを押しすと、出力先で指定したフォルダ内に「CATALOGS」という拡張子の無いファイルと「書籍ディレクトリ名」で設定した名前のフォルダが作成されます。
これらを「出力先」のフォルダごとNetWalker用のmicroSDカードに移します。
④EBViewへの辞書の登録
「ツール」=>「オプション」=>「辞書検索」=>「辞書グループ」の「グループ名」に上記フォルダ名を、「パス」と「深さ」は上記フォルダのある場所をインプットして「ディスクを検索」ボタンを押すとファイルが登録されます。
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以上
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